温家宝総理はアシュハバードで4日、トルクメニスタンのベルディムハメドフ大統領と会談した。双方は互恵協力の深化、共同発展の促進で一致した。
温総理は両国関係の一層の発展に向けて(1)交流を強化し、相互信頼を強化する(2)経済・貿易協力を深め、相互利益を実現する(3)人と文化の交流を拡大し、伝統的な友情を深める(4)安全保障協力を着実に進め、地域の安定を守る――の4提案を示した。
また「トルクメニスタンはこの地域の重要な国だ。トルクメニスタンが『永世中立』政策を遂行し、地域の安全・安定・発展の実現に積極的に尽力し、『国連地域予防外交センター』の国内設置を支持していることを称賛する」と述べた。
ベルディムハメドフ大統領は「トルクメニスタンと中国の友好協力関係を打ち固め、強化することは両国および両国民の根本利益に合致し、地域の平和・安定・発展の促進にプラス」と指摘。中国側と共に努力し、経済・貿易協力を深め、両国間の石油・天然ガスパイプライン建設プロジェクトを計画通りに進め、交通・通信・繊維などの分野で新たな協力を開拓し、文化・民間・留学生の交流を奨励し、両国の伝統的な友情を継承・発揚していく意向を表明した。
写真:会談を前にベルディムハメドフ大統領は、大統領府前広場で温総理のために盛大な歓迎式典を催した。
「人民網日本語版」2007年11月5日