ロシアのプーチン大統領は5日夜、中国の温家宝総理とクレムリン宮殿で会談した。
温総理は「中ロ戦略的協力パートナーシップの健全で安定した発展は、両国が発展を加速する上で信頼に足る保障であり、世界の平和と安定における重要な支柱だ。中国政府は引き続き、戦略的高度と長期的角度から中ロ関係の発展を促し、両国間の戦略的協力と互恵協力を確固不動として推進していく」と表明。
さらに「両国元首はすでに中ロ戦略的協力パートナーシップの第2の10年間の発展の目標と方向を確定した。中国側はロシア側と共に努力し、政治面の相互信頼をたゆまず強化し、互いの利益と関心に常に配慮し、重要な問題において引き続き確固たる支持を互いに与え、戦略的協力の政治的基盤を打ち固めていく。双方の協力を両国各自の発展戦略に据えて推進し、引き続き経済・貿易・エネルギー・投資・科学技術面の協力を深め、貿易構造を改善し、機械電力設備などの製品の比重を高め、戦略的協力の物質的基盤を強化していく」と述べた。
プーチン大統領は「ロ中戦略的協力パートナーシップは相互信頼・相互尊重を基礎にハイレベルの発展を遂げた。双方は多くの重要な問題において互いに支持し、緊密に協調しており、双方共に自国の意思を相手国に押しつけることはない。各分野における協力の進展に、人々は満足している」と述べた。
双方はこのほか、関心を共有する国際・地域問題について見解を交わした。
写真:モスクワのクレムリン宮殿で温家宝総理と会談するプーチン大統領。
「人民網日本語版」2007年11月7日