外交部の定例会見で6日、劉建超報道官が記者の質問に答えた。
――ゲーツ米国防長官が訪中を終えた。ゲーツ長官は中国側との会談でイラン核問題に言及したことを明らかにし、中東の安定維持は中国のエネルギー安全保障上の利益に合致するとの認識を示した。このことについてコメントは。
イラン核問題は、今回の訪中でのゲーツ長官と中国側の指導者、軍当局との意見交換における重点問題の1つだ。双方は各自の立場を詳しく説明した。わたしは、イラン核問題における両国の全体目標は一致していると考えている。われわれはともに、国際的核拡散防止体制の維持を主張し、外交交渉を通じた問題の平和解決を望んでいる。われわれは力を集中し、関係各者間の対話と協議を引き続き促していくべきだ。中国はイランと国際原子力機関(IAEA)との協議と対話によって未解決の問題が解決されることを希望すると同時に、欧州連合(EU)とイランによる対話の実施を支持し、これらの対話と協議が前向きな成果を上げることを希望する。イラン核問題の今後の推移については、われわれも関係各者と協議や協調を保ち、イラン核問題が対話と交渉を通じた解決の方向へ進展するよう促していきたい。
「人民網日本語版」2007年11月7日