中国と欧州連合(EU)の第24回「人権対話」がこのほど北京で行われ、中国側は呉海竜・外交部国際司長、EU側は議長国ポルトガルの外務大使が議長を務めた。中国共産党中央統一戦線工作部、最高人民法院、公安部、労働・社会保障部、国家宗教事務局、国務院新聞弁公室、中華全国総工会、EU「トロイカ」の代表が出席した。
呉司長は人権法の整備、司法改革の推進、労働者の権益の保護、社会保障制度の構築など、9方面で中国が新たに遂げた進展を紹介。「胡錦濤氏は第17回党大会における報告で、中国の今後一時期の人権保護・民生改善について壮大な青写真を描き出した。経済・社会・民主法治の各事業の全面的な発展にともない、中国の人権事業はたゆまず新たな進歩を遂げてゆく」と指摘した。EU側は人権の保護・促進に向けた中国政府の努力を積極的に評価し、国際人権分野の対中交流・協力を強化する意向を示した。
双方は刑事司法制度改革、言論・信仰の自由、労働権、人種差別、国際人権分野での協力などについて、踏み込んだ、率直で、建設的な討議を行い、相互理解を深めた。
「人民網日本語版」2007年10月18日