中国中央テレビ局（CCTV）の「中国報道」番組によると、中国が自らで設計し、製造した新型の「飛豹」機は先般、視界外（OTH）対抗演習を実施し、全天候の遠海戦闘力をもつことが確認された。

「飛豹」機は視界外実弾対抗演習を実施した際、距離と時間の誤差がないように所定の攻撃空域に入り、高、中、低の高度でミサイルを発射し、すべて標的に命中した。新世代の「飛豹」機は多用途、全天候作戦の超音速戦闘爆撃機であり、地上の目標や海上の艦艇を標的にして攻撃を実施することができる。「飛豹」機を配備している中国海軍の南海艦隊航空兵の某飛行連隊は、「航続距離が長くて、戦闘能力が強く、技術レベルが高い」という「飛豹」機の特徴に基づき、「遠距離多海域作戦」、「繰り返し連続夜間超低空防空突破」など高難度の訓練科目を強化し、わずか8ケ月の期間で、「飛豹」機の取替えと訓練の任務を完成した。

「飛豹」機はすでに数回の重要な演習任務を終えており、「超低空海上防空突破」、「視界外ミサイル攻撃」、「複雑な電磁気環境下での戦闘」などの戦力を一応整えるに至っている。

「チャイナネット」　2007年11月23日