7日の中日首脳による共同記者会見で、アジアにおける協力に関する質問に答えた際、胡錦涛主席は次のように述べた。

中日両国はいずれもアジアの重要な国であり、アジアの平和と発展に対して重要な責任がある。双方は各分野において協力し、中日戦略的互恵関係を発展すべきであり、またそれをやり遂げることもできる。

私たちは日本側とともに、北東アジアの平和と安定に力を入れ、6カ国協議のプロセスで推進し、北東アジアの平和や安全メカニズムの建設を推進したい。そして日本側と東アジアの地域協力をめぐり、さらなる意思疎通と調和をはかり、それぞれの優位性を発揮して、ASEANプラス3（東南アジア諸国連合と中日韓）などの協力メカニズムを着実に推進し、絶えず東アジアの地域協力をより高いレベルへと導きたい。

また日本側とともに、さまざまな地域あるいはサブ地域の協力メカニズムを充分に利用し、アジア諸国の文化、観光、青少年・人材育成などの各分野における交流を推進して、アジア諸国の国民の相互理解と信頼を絶えず高めていきたい。

「チャイナネット」2008年5月8日