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楊潔チ外相、胡錦涛主席の5カ国歴訪を語る |
発信時間: 2009-02-19 | チャイナネット |
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胡錦涛国家主席が10日から17日にかけて、サウジアラビア、マリ、セネガル、タンザニア、モーリシャスを公式訪問した。胡主席の帰国を前に、随行した楊潔チ外交部長が、今回の歴訪の成果について記者に語った。 胡錦涛主席の今回の訪問は、世界の政治と経済に深い変化が生じ、世界金融危機が拡大を続け、発展途上国に日に日にマイナスの影響をもたらし、また、今年は中国アフリカ協力フォーラム北京サミットの成果を収める年でもあるという新たな情勢の下で、発展途上国との関係を強化するために中国が行った重要な外交活動である。わずか8日間に、胡主席は中東とアフリカの5カ国を訪問し、50以上の活動に出席した。 今回の訪問は中国と中東・アフリカ諸国との友好協力関係を揺るぎないものにし、これを深め、中国人民と発展途上国人民との友情を深め、実り多い成果を上げた。これらは主に以下の4点に現れている。 (1)世界金融危機への対応で新たな共通認識を形成 胡主席の今回の中東・アフリカ5カ国歴訪は、まさに世界金融危機の影響が徐々に拡大し、先進国から新興市場国や発展途上国へと波及し、金融セクターから実体経済へと拡散し、中国・サウジアラビア・アフリカ諸国を含む発展途上国がますます大きな試練に直面する中で行われた。 胡主席は訪問中、世界金融危機への対応について中国側の見解や主張を全面的に詳述し、国際社会は後発発展途上国を始めとする発展途上国への世界金融危機による損害に関心を払い、これをできるだけ緩和すべきであり、中国は数多くの発展途上国を含む国際社会との協力を強化し、協調して行動する考えであると強調した。訪問国の首脳は胡主席のこうした主張に、大きな称賛と熱烈な歓迎を表明し、発展途上国の協調と協力の強化に有益であり、世界金融危機に共同で対応する上での自信を深めるとの認識を示した。 (2)中国と中東・アフリカ諸国との関係を新たな段階へ推進 訪問した5カ国はいずれも中国に対して非常に友好的であり、双方の一層の関係強化には堅固な政治的基盤がある。訪問中、胡主席は各国首脳と、双方の友好協力の一層の推進、中国アフリカ協力フォーラム北京サミットで約束したアフリカ援助の真摯な実行、中国とアフリカの新たなタイプの戦略パートナーシップの強化といった重大な問題について、踏み込んで議論し、幅広い合意に至った。 (3)ウィンウィンの実務協力に新たな進展 胡主席が今回訪問した5カ国はいずれも発展途上国であり、双方間の各分野の協力は訪問を通じて一層深まった。今回の訪問で、中国とこれら5カ国は20件余りの協力文書に調印した。内容は経済貿易、投資、エネルギー、品質検査、衛生、文化、インフラ整備など各分野に及び、双方の実務協力の深度と幅がさらに開拓された。 中国は長年来、これらアフリカ4カ国との全面的な友好関係の発展に尽力し、かつ無私の援助を行ってきた。今回胡主席がこれらの国々を特に訪問し、経済貿易関係の強化や実務協力の深化について数多くの合意に至ったことは、中国とアフリカの協力が全方位的で、多数の分野にわたる、長期的視点に立ったものであり、平等互恵とウィンウィンを基礎に構築され、巨大な潜在力と広大な将来性を持つことを存分に物語るものである。 (4)国民間の友好的往来の推進に新たな成果 訪問先の5カ国の民衆は、胡主席の訪問への熱い期待に胸を満たしており、胡主席は行く先々で地元の民衆から熱烈な歓迎や心のこもったもてなしを受けた。胡主席は各国の民衆の中へ分け入り、空港、会場、スタジアム、工事現場、病院、教室など数多くの場で各界の人々と親しく交流し、数多くの感動的なシーンを生んだ。非常に慌ただしいスケジュールにも関わらず、胡主席は各国メディアとのインタビューに時間を割き、訪問国の人民に中国人民からの素晴らしい祝福を伝えた。 「人民網日本語版」2009年2月19日 |
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