胡錦濤・中共中央総書記の招待を受け、中国国民党の呉伯雄主席が25日より北京など各地を訪問する。6月1日には南京で開催される孫文記念式典にも出席する。「中国新聞網」が伝えた。
国務院台湾事務弁公室の楊毅報道官は13日、「中共中央台湾工作弁公室の王毅主任は先日、南京での孫文記念式典に出席する際、北京も訪問するよう、胡錦濤・中共中央総書記が呉伯雄・中国国民党主席を招待していることを、権限を与えられた上で国民党側に伝えた。呉主席はすでに招待を受け入れた」と発表した。
呉主席は以前、大陸側の招待で北京を訪問することについて「喜んで受け入れる」と表明。その過程で馬英九氏と繰り返し意見を交換し、馬氏自身も訪問を強く希望していること、昨年の国共の重要な会談を受けて海峡交流基金会と海峡両岸関係協会の会談が再開されたことで、この1年は活発な議論が行われていることを明らかにした。
国民党側の発表によると、呉主席は25日に出発し、胡錦濤総書記の招待で北京に2日滞在した後、27日午前に重慶、29日午後に杭州、30日午後に南京に到着する。6月1日午前には訪問団、党員、台湾経済界の代表を率いて、南京の中山陵で行われる、中国国民党の創設者である孫文元総理の同地への埋葬80周年記念式典に出席した後、孫文記念館を見学し、同日午後に台湾へ戻る。
「人民網日本語版」2009年5月25日 |