外交部は1日、澳門（マカオ）特別行政区電子パスポート・電子旅行証について、以下の通り通知を発表した。

中華人民共和国外交部通知

中華人民共和国は2009年9月1日より、澳門特別行政区（以下、澳門特区と略称）電子パスポートおよび電子旅行証の使用を開始する。

澳門特区電子パスポートおよび電子旅行証はいずれも、中華人民共和国政府が交付する旅行証明書であり、この旅行証を所持しての世界各国・地区への渡航は有効である。中華人民共和国外交部は、この所持者に対して通行の便宜と必要な助けを供与するよう、各国の軍・政府機関に依頼する。

「中華人民共和国澳門特別行政区基本法」第139条の規定に基づき、中華人民共和国中央政府は澳門特区政府に対し、法律に依って澳門特区電子パスポート・電子旅行証を発給する権利を授ける。

中華人民共和国外交部はすでに、外交ルートを通じて世界各国政府の関係機関に、澳門特区電子パスポートおよび電子旅行証の見本、および書付・説明書・電子証書などの説明資料を提供した。中華人民共和国外交部は各国・地域の関係機関が、澳門特区パスポート所持者へのビザ免除待遇を積極的に検討することを希望する。

2009年7月1日

「人民網日本語版」2009年7月2日