G8・主要国首脳会議が8日午後、イタリアのラクイラで開幕した。会議の出席者は主に、国際金融危機やマクロ経済、エネルギー、気候変動、アフリカの発展、国際安全、食糧安全など国際的に重要な問題について幅広く意見を交換している。

この日の会議は当面の世界経済情勢について声明を発表し、「現在、国際経済が不透明なものとなっており、いくつか好転する兆しが見えたものの、依然として大きなリスクが存在している。各国はさらに経済を刺激する対策を打ち出す必要がある。G8の首脳は景気回復が認められた場合、不必要な経済刺激策を調整していく」と述べている。

G8の首脳はこの日、温室効果ガス排出量の削減について宣言し、「世界気候変動への対応は世界の努力が必要だ。G8はすべての国と共に、2050年までに温室効果ガスの排出量を50％削減する」と表明しました。しかし、宣言はその基準を明らかにしませんでした。宣言はまた、2050年までに、先進諸国の温室効果ガスの総排出量を1990年、あるいは1990年以降のある年を基準として80%削減していく」としている。

「中国国際放送局　日本語部」　2009年7月9日