人民大会堂でフィッシャー大統領を歓迎する胡主席
胡錦涛国家主席は20日午後、中国を公式訪問したオーストリアのフィッシャー大統領と人民大会堂で会談し、両国の友好協力関係の一層の強化と発展について踏み込んで意見交換し、幅広い共通認識に至った。
胡主席は「国交樹立以来約40年、両国関係は日増しに深まり、たゆまず発展してきた。両国の首脳は頻繁に往き来し、相互理解・信頼を深めている。両国は経済と貿易、投資、科学技術、人と文化の面での協力を引き続き拡大し、大きな成果を上げている。国連などの多国間組織・機関でも良好な協力を行っている。相互尊重、平等互恵を基礎に、オーストリア側と共に、両国関係をさらに高い水準へと押し上げていきたい」と述べた。
フィッシャー大統領は「1971年の国交樹立以来、両国関係は順調に発展し、オーストリアにとってすでに中国は重要な対話と協力のパートナーとなっている。昨年は世界金融危機の打撃を受けながらも、両国間の貿易は安定成長を達成した。オーストリアは両国関係の発展の成果に満足している。オーストリアは中国の発展を非常に重視しており、中国との友好協力関係の一層の強化に積極的に尽力していく。国連の枠内で重大な国際問題について中国との意思疎通と協調を強化していきたい。EUと中国との関係の発展に積極的な役割を発揮していきたい」と表明した。
会談後、両首脳は医療衛生、品質検査、科学技術、人材育成、中国語教育などの協力文書の調印式に出席した。
「人民網日本語版」2010年1月21日 |