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国連事務次長、ハイチでの中国救援隊を高く評価
発信時間: 2010-01-22 | チャイナネット

国連のホームズ事務次長(人道問題担当・緊急援助調整官)は20日、国連本部で会見し、中国などの国際救援隊のハイチでの活動状況に関する事実と異なる報道に厳しい言葉で反論し、「中国の救援隊の活動は極めて大きな成果を上げている。隊員数が多いだけでなく、地震発生後迅速に被災地入りし、多くの生命を救った」と強調した。

ホームズ事務次長は、中国などの国際救援隊がハイチ人ではなく国際関係者の救援にばかり力を注いでいるとの報道について「これらの非難はなんら事実に基づかないと考えている」と指摘。「国際救援隊の活動は全体的に非常に公平だ。中国の救援隊は国連ハイチ安定化派遣団(MINUSTAH)本部のあったホテルで率先して捜索・救助活動にあたっただけでなく、他の場所でも同様に活動にあたった。決して1カ所に専念していたわけではない」と強調した。

また「国際救援隊に対する偏った非難は、全く成立しないばかりか、国際救援隊員たちへの侮辱だ」と述べた。

中国の医療チームは20日、首都ポルトープランスで早期心理ケア活動を行った。被災者の心のストレスを軽減して、心理的疾患の発症を防ぐためのものだ。

ポルトープランスでは地震発生から8日目に、スペインの救援隊が瓦礫の中から現地の少女を救出した。国連事務総長報道官によると、国際救援隊は20日までに121人の救出に成功している。

ハイチのプレバル大統領によると、ポルトープランスの状況はこれまでより少し安定したが、推定で200万人以上が家を失い、うち25万人が緊急援助を必要としている。現在、約300万人の被災者が食料、水、家、医療支援などを必要としている。

「人民網日本語版」2010年1月22日

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