温家宝総理は3日、ジャマイカのゴールディング首相と人民大会堂で会談した。
温総理は「ジャマイカはカリブ地域で最も早く新中国と国交を樹立した国の1つで、『1つの中国』政策を長年堅持している。両国民は互いに友好的感情を抱いている。近年来、両国は共同発展に向けた友好的パートナーシップの構築に努め、各分野の交流・協力において新たな進展を得ている。ジャマイカと各レベルの交流を継続し、国際問題における協調・協力を緊密化し、数多ある発展途上国の利益を守っていきたい。両国は平等互恵原則に照らし、インフラ・鉱業・観光面の協力を拡大すべきだ。中国政府は実力ある中国企業にジャマイカへの投資を奨励する。中国は引き続き、ジャマイカの経済建設を可能な限り支援していく。さらに多くの分野で両国が文化・教育・スポーツ交流を行うことを支持する。上海万博へのジャマイカの参加を歓迎する」と述べた。
温総理はまた「気候変動の問題において、ジャマイカを含む小島嶼国の置かれた特殊な状況を中国は理解し、同情している。小島嶼国との意思疎通・協調をさらに緊密化していく。資金・技術・能力整備支援の提供という義務を履行し、国際協力のたゆまぬ進展を共同で促していくよう、先進国を引き続き促していく」と表明した。
ゴールディング首相は「両国は政治・経済・人・文化面で良好な交流・協力を維持している」と指摘。中国政府が責任ある姿勢で気候変動対策に積極的に取り組み、かつ発展途上国を支援するよう国際社会を促していることを称賛した。また、対中協力を強化する意向を表明した。
「人民網日本語版」2010年2月4日 |