朝鮮の金正日・朝鮮労働党総書記（国防委員長）は8日、同国を友好訪問中の王家瑞・中共中央対外連絡部長と鏡南道咸興市で会談した。金総書記は記念撮影の後、胡錦涛総書記ら中国の党と政府の指導者への親しみをこめた挨拶を王部長に託すとともに、中国人民への心のこもった新年の挨拶を述べた。

王部長は胡総書記から金総書記への口頭メッセージを伝えた。胡総書記はメッセージで、中国の党・政府・人民を代表して、金総書記と朝鮮の党・政府・人民に新春の挨拶を伝え、「中国の党と政府は中朝関係を非常に重視している。朝鮮側と共に、さらに伝統的友情を深め、実務協力を強化し、半島の核問題を適切に処理し、半島と北東アジアの平和・安定を守り共同発展を促進するために努力していきたい」と表明した。また、金総書記が都合の良い時に再度訪中することを歓迎すると伝えた。

金総書記は、半島の非核化は朝鮮の一貫した立場だと強調。「関係各国が6カ国協議再開に向けて誠意ある努力を注ぐことが非常に重要だ。このため中国側との意思疎通や協調をさらに強化したい」と表明した。

「人民網日本語版」2010年2月10日