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チリでマグニチュード8.8の地震、国家緊急状態を宣言
発信時間: 2010-02-28 | チャイナネット

 

 

現地時間27日3時34分、チリ付近の海域でマグニチュード8.8の大地震が起き、少なくとも76人が死亡した。

この地震の震源地は首都サンティアゴ西南320キロの海域で、震源の深さは約60キロだ。大地震の後、相次いで4回の余震が起き、中でも、一番強い余震はマグニチュード6.9に達している。

地震により電力供給が寸断され、通信も不通になったため、暗闇の中で被害状況は確認が困難で、犠牲者の数はまだ増加し続ける見込みだ。首都サンティアゴの国際空港はすでに封鎖され、すべてのフライトがキャンセルとなった。チリのミチェル・バチェレ大統領はチリの激甚災害を宣言した。

なお、チリの地震は隣国アルゼンティンにも影響を及ぼし、一部地方の電力供給が寸断された。今のところ、人員や財産の被害はまだ報告されていない。

 

なお、ハワイにある太平洋津波予報警報センターは津波予報警報を出し、その範囲を中米全域及び太平洋周辺の国と地区とした。予報センターの報告では、水平面データの示すところでは、チリの強い地震によりすでに強い津波が1回起きており、またさらに広域の津波による破壊が起こる可能性もあるとしている。

なお、中国国家海洋環境予報センターによると、チリ大地震は中国の沿岸に影響を与えないということだ。

 

「中国国際放送局 日本語部」より 2010年2月27日

 
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