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japanese.china.org.cn | 15. 03. 2013 |
これらの編成により、遼寧艦は防空の面で、3本の防御ラインを引くことが可能だ。1本目は、Z-18早期警戒機およびJ-15艦載戦闘機による防御ラインだ。Z-18は空母に搭載されているフェーズドアレイレーダーのサポートを受け、艦隊周辺の空の状況を把握する。
2本目は、052C/D防空ミサイル駆逐艦に搭載されているHQ−9中距離対空ミサイルによる防御ラインだ。4隻の052C/D防空ミサイル駆逐艦を配備すると仮定すると、計192発のHQ-9ミサイルを搭載し、同時に48の空の目標を攻撃できる。これならば比較的大規模な飽和攻撃を防ぐことが可能だ。
3本目は、052B型ミサイル駆逐艦に搭載されるSA-N-12近中距離対空ミサイル、4隻の054A型護衛艦に搭載されるHQ-16近中距離対空ミサイルによる防御ラインだ。054A型護衛艦は、少なくとも24発のHQ-16ミサイルを搭載できる。同護衛艦にはそれぞれ4基の照射レーダーが搭載されており、同時に4つの目標に対応できる。これならば空母艦隊は、24の目標に対応することが可能だ。
中国海軍にとって、遼寧艦の就役は万里の長征の一歩目に過ぎず、今後さらに多くの課題が存在する。しかし中国の総合的な国力の増強に伴い、中国海軍がより多くの、より強力な空母艦隊を持つことは間違いない。
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