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japanese.china.org.cn | 28. 06. 2013

習主席と朴大統領が会談 中韓関係の深化で4つの共通認識

タグ: 朴槿恵 訪中 戦略的協力 パートナーシップ

 

二、経済貿易の深化、エコと環境保護、サービス貿易、ハイテクなど広範な分野で協力を深化し、互恵・ウィンウィンのハイレベルの自由貿易協定をできるだけ早く締結し、相互貿易額を2015年までに3000億ドルにまで増やすとの目標の期限通りの実現を確保する。二国間通貨スワップ協定の期限を延長し、通貨スワップの規模拡大を検討し、金融・通貨協力を深化し、国際金融リスクに共同で備える。

三、人的・文化的結びつきを強化し、中韓人的・文化交流共同委員会を設立し、教育、文化、メディア、観光、青少年、地方分野の交流を拡大し、両国民の相互理解と友好感情を深める。

四、国連、G20、APEC、中韓日、ASEANプラス3(中韓日)などの枠組みでの調整と協力を強化し、気候変動などグローバルな問題に共同で対処する。朴大統領は韓国側の「北東アジア平和協力構想」を紹介し、習主席はこれを称賛し、大筋で支持した。

朝鮮半島情勢について習主席は「朝鮮半島の非核化実現に尽力するとの中国側の立場は揺るぎないものであり、その姿勢は厳粛かつ真剣だ。中国側は朝鮮半島と地域の平和・安定を断固維持し、地域の平和・安定を破壊するどの側による行為にも反対し、対話と協議を通じた問題解決を堅持する。朴大統領の打ち出した『朝鮮半島信頼プロセス』構想を中国側は歓迎し、南北関係の改善、和解と協力の実現、自主的・平和的統一の最終的実現を支持する」と強調。「各国の共同努力の下、最近朝鮮半島情勢には前向きな方向への変化が生じている。関係各国がチャンスをしっかりと捉え、共に努力し、6カ国協議の一日も早い再開を希望する。韓国側との意思疎通と調整を強化したい」と指摘した。

朴大統領は朝鮮半島情勢に関する見解と構想を説明。「韓国は北東アジア地域の平和・安定維持に尽力し、朝鮮半島の非核化を実現しなければならないとの立場を堅持し、6カ国協議を通じた問題解決に賛同する。朝鮮半島の非核化および平和・安定維持の促進において中国側の発揮している重要な役割を称賛する。中国側と戦略面の意思疎通や協力を強化し、6カ国協議再開に向けた環境を整えたい。韓国は対話と信頼を基礎とする南北関係の改善に尽力し、朝鮮半島の平和的統一の最終的実現の基礎を固める」と表明した。

会談後、両首脳は「中韓未来ビジョン共同声明」「中韓戦略的協力パートナーシップ拡充行動計画」を共同発表した。

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