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japanese.china.org.cn | 28. 10. 2013 |
長征6号級戦略ミサイル原子力潜水艦
中国海軍初の潜水艦部隊である海軍北海艦隊某潜水艦基地は建設以来、世界原子力潜水艦の1度の航続時間の新記録を樹立し、中国原子力潜水艦深海作戦能力を確かめ、水中からロケットを発射し中国の海の戦略的抑止力の形成を宣言し、42年間に渡り核の安全を維持してきた。
この中国の「切り札」とも呼べる部隊は、2009年4月に初公開された。同基地の2隻の原子力潜水艦は、中国海軍建設60周年の多国籍海軍活動の海上閲兵式に出席した。これにより、中国海軍の原子力潜水艦が初めて人々の前に姿を見せた。
毛沢東主席は1950年代に、世界軍事強国の核の脅威・独占を打破し、国家の独立・自主・安全・尊厳を守るため、「原子力潜水艦を1万年かかっても建造する」と宣言した。この呼びかけが、原子力潜水艦事業の苦難に満ちた卓絶した発展をスタートさせた。
1970年12月、中国初の原子力潜水艦が進水した。これは「両弾一星」(2つの爆弾と1つの衛星)に続く、中国の強力な武器となった。
同基地を始めとする中国海軍原子力潜水艦部隊は42年に渡り、無から有へ、弱から強への発展を続け、強敵を脅かし覇権に反対する海の「原子力の盾」を掲げた。原子力潜水艦は42年間に渡り100万カイリを安全航行し、試験航行・実兵演習など一連の重大任務を順調に完了した。
同基地の政治委員の厲延明氏は中国新聞社のインタビューに応じた際に、「原子力潜水艦は常に単独で出港し、大陸から遠く離れた複雑な環境で作戦を展開する。そのいかなる戦術的な動きにも、政治的な大きな意義が含まれる。いかなる決定・措置も、国家の政治・外交の大局と密接につながっており、兵力の行動の政治性・政策性・対外性が極めて高いため、少しのミスも許されない」と説明した。
中国海軍の原子力潜水艦は1988年9月、音もなく海の奥深くに潜水し、ロケットの水中発射を実施した。ロケットは海面を突き抜け、目的地であった海域に正確に落下した。中国は米・露・英・仏に続き、原子力潜水艦により水中からロケットを発射できる5番目の国になった。これは中国の海の戦略的防御力が、初歩的に形成されたことを示した。
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