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japanese.china.org.cn | 21. 01. 2014

中国は空母建造の条件を持つか? 国産空母の秘密を暴く

タグ: 空母 建造 6年 艦載機 遼寧艦

ネットユーザーが描いた初の国産空母の予想図

このほど中国初の国産空母が大連市で建造中で、工期は6年を予定していると報じられた。これは中国が国産空母建造の序幕を開いたことを意味する。それでは空母建造にはどのような条件が必要なのだろうか、中国は完全にこれらの条件を満たしているのだろうか?6年間という工期は長いのだろうか、それとも短いのだろうか?どのような国産空母が建造されるのだろうか?

空母建造の条件とは

空母は最も複雑な海上戦闘システムで、その建造は数多くの分野に関連し、把握すべきコア技術が非常に多い。これには例えば船体設計技術、空母・航空機整合技術、艦載機技術、カタパルト発進技術、ワイヤー制動技術、武器技術、動力技術、鋼鉄板製造・溶接技術、その他の関連する設備保証技術などが含まれる。中国軍事専門家の劉江平氏は20日に環球時報の取材に応じた際に、中国はすでに6万トン級の空母を建造する各種条件を満たしていると語った。

中国は大型タンカーの建造、遼寧艦の改造の経験を持ち、大型ドックや200トン以上のクレーンなど、空母建造の設備面の条件を完全に満たしている。船体の設計においては、成熟した流体動力学設計を持ち、既存の遼寧艦を参考にできる。これまでの遼寧艦の訓練を見ると、艦載機技術、空母・航空機整合技術、ワイヤー制動技術、武器技術などの問題も解消されている。艦載機発艦については、遼寧艦の改造により中国はスキージャンプ甲板の技術を手にした。劉氏は、「蒸気カタパルト・電磁カタパルト技術はコストが高くつき、技術的にも困難な点が存在するが、取り組みを強化すれば解決できる」と指摘した。

空母甲板は鋼鉄板に、高い要求を突きつける。鋼鉄板は高い強度を持ち、大型艦載機の着艦時の衝撃に耐えうると同時に、高い柔軟性を持たなければならない。中国の空母建造について、鋼鉄板は問題にならない。中国はすでに各クラスの原子力潜水艦を建造している。また資料によると、中国国内ではすでに各機能がHY-80・HY-100に達する鋼材を製造できる。これらは、米国の原子力空母「ニミッツ級」の主要な鋼鉄板だ。

劉氏は、「空母に使用される動力について、中国は成熟した蒸気タービンを提供できる。また国産原子力潜水艦の動力システムを基礎とし、空母専用の原子炉を開発するか、もしくは友好国と大型ガスタービンを共同開発してもよい。これらのプランはすべて実行可能であり、中国の需要に基づき決められる」と語った。

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