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japanese.china.org.cn | 21. 03. 2014

ミシェル夫人が訪中 米国の友好的な姿勢を示す

タグ: ミシェル オバマ 訪中 ファーストレディー

特別機で北京に到着するミシェル夫人一行(20日)

習近平国家主席の夫人である彭麗媛夫人の招待を受け、ミシェル夫人は二人の娘と母を連れ、20日から26日にかけて北京・西安・成都を訪問する。ミシェル夫人が単独で中国を正式訪問するのはこれが初めてだ。「夫人外交」を紐帯とし、中米関係も革新的な「ソフトな調整」を迎えると分析する声もある。

ロイター通信は、ブッシュ前大統領のローラ夫人の補佐官を務めたアニタ・ マクブライド氏の発言として、「大統領にとって、自分の代わりに海外を訪問する人材として、妻ほど適した人材はいない。ミシェル夫人は彭麗媛夫人の招待を受け訪中し、力強い外交の情報を伝えた。これは友好的なイメージを伝えようとする試みだ」と伝えた。

同記事によると、オバマ大統領は2009年の就任以来、中米関係の発展促進を、政権運営の重点としてきた。米ロのウクライナ危機を巡る対立の激化を考慮すると、この目標はより幅広い意義を持つかもしれない。

ウォール・ストリート・ジャーナルは、「オバマ大統領の二人の娘が、ミシェル夫人に同行し訪中する。家庭と家庭の関係を結ぶことで、米国は両国間の不信任を緩和しようとしている。スタンフォード大学の専門家は、中米両国の世界的な重要性を考えると、双方が相手国をより良く理解することは極めて重要だ」と報じた。

韓国SBSテレビは20日、「ミシェル夫人の訪中にどのような目的が含まれているにせよ、米中両国のファーストレディーの会談は焦点になる。現在の世界情勢は、クリミア半島問題により変動が生じている。世界が再び力と力による新たな冷戦時代に戻るのか、それとも国際法と経済によりロシアに一歩下がるよう迫るのか、世界は重要な時期を迎えている。米国は現在、中国の手を握るしかない。これはミシェル夫人が、この敏感な時期に訪中した背景だろう」と指摘した。韓国MBCテレビは20日、「ミシェル夫人の訪問は、米国の中国に対する友好的な姿勢ととらえられている。オバマ大統領は先ほどホワイトハウスでダライ・ラマと会談し、中国の強い不満を引き起こした」と伝えた。

日本の英字誌『ザ・ディプロマット』は20日、「アジアリバランス戦略のリバランス」と題する記事を掲載し、米国の「ファーストレディー外交」が中国に伝えようとする情報を分析した。同記事は、「情報は具体的に三つに分かれる。まず、オバマ政権は中国に対して、4月のアジア歴訪とアジア太平洋回帰の目的が、中国包囲にはないことをはっきり伝えようとしている。次に、ファーストレディーは文化交流と教育に注目しており、中米両国のウィンウィンの関係を際立たせる。それから、今回の訪中はミシェル夫人が昨年、サニーランズを訪れた習近平夫妻をもてなせなかったことの埋め合わせでもある」と報じた。

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