「全面的に改革・強軍戦略を実施し、確固不動の姿勢で中国の特色ある強軍の道を歩む」中国共産党中央委員会総書記、国家主席、中央軍事委員会主席の習近平氏が26日に、中央軍事委員会改革工作会議で発表した重要な談話が公開されると、国内外で直ちに大きな反響を呼んだ。報道各社は「中国の軍隊改革が正式にスタートした」「中国の過去60年間で最大の軍事改革だ」「中国軍の戦闘力が飛躍的に向上する」「中国の軍事改革が経済発展を追かけようとしている」と報じた。
台湾紙・旺報は、「中国の軍事改革の情報は、『粟に小銃』ではなく、『パワーとスピード』が解放軍の作戦方針になったことを示した」と報じた。オンライン雑誌のザ・ディプロマットは、「習近平氏は国際的な視野を持つ政治人物であり、核心的使命を遂行できる力強い軍事力が必要だ」と伝えた。英フィナンシャル・タイムズ紙は、「改革後、解放軍は陸軍を中心とする部隊から、陸海空およびミサイル部隊が共に前進する、より専業化された国防力になる」と報じた。
国防大学教授の公方彬氏は26日、環球時報に対して、「今回の軍事改革の重要方針の一つは現代化で、米国やロシアなどの大国の軍隊を含む成熟した軍隊の建設経験を参考にした」と述べた。
戦区の区画を見直しへ
26日は中国国防部が毎月開く定例記者会見の日だ。昨日の記者会見は、国内外の多くの記者を集めた。呉謙報道官は記者からの質問に対して、「国防と軍隊改革の情報は、間もなく発表することになる。軍側・地方側の関連部門は現在、改革の全体計画に基づき、文官の政策・制度の検討を急ピッチで進めている」と話した。