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japanese.china.org.cn |13. 06. 2018

Y-20、初の重量装備品空中投下に成功? その大きな意義

タグ: 輸送機 戦略 空挺降下 

 中国航空工業集団有限公司の微博(ウェイボー)公式アカウントの11日付の情報によると、Y-20大型輸送機はこのほど、空挺兵部隊と共同での初の人員降下・空中投下訓練を行った。中国空軍の微博公式アカウント「空軍発布」が1カ月前に出した情報も、Y-20の初の空中降下・投下訓練を伝えたものだったが、航空工業の情報は、Y-20が重量装備品の空中投下を初めて行った可能性を示唆しており、これは空挺兵にとって重大な意義を持つ。


 中国航空工業の公式微博の「Y-20の能力験証と訓練は着実に推進」と題したメッセージは、9日付の「航空報」の写真面に掲載された記事をもとにしている。この記事によると、Y-20大型輸送機はこのほど、空挺兵部隊と共同での初の人員降下・空中投下訓練を行った。中国空軍の戦略輸送能力と遠距離空挺降下作戦能力の構築での新たな飛躍となった。


 「環球時報」記者の調べによると、空軍公式アカウントは5月8日付で類似の情報を伝え、「中国が独自に開発した大型輸送機Y-20はこのほど、空挺兵部隊と共同での初の人員降下・空中投下訓練を行い、空軍の戦略輸送能力と遠距離空挺降下作戦能力を鍛え、高めた」とした。約1カ月の間隔を置いて発表された2本の情報だが、内容は非常に似通っており、同一の事実を伝えたものと考えられる。ただ「空軍発布」が発表した写真と当時の中国中央電視台(CCTV)の映像は、空挺兵によるパラシュート降下訓練が中心で、小型装備品の連続投下の報道はあったが、重量装備品の空中投下の映像などはなかった。ただ当時のCCTVの報道は「空軍Y-20輸送機は今後、空挺兵と、装備携帯や武装の状態での降下、重量装備品の夜間の空中投下などの訓練を継続し、大規模で体系的な作戦に技術・データ・理論の下支えを提供する」と指摘しており、すでに日中の重量装備品空中投下の訓練が完了していることを示唆していたとも考えられる。航空工業が今回発表した写真は、Y-20による重量装備品の空中投下の光景をはっきりととらえており、Y-20輸送機がすでに基本的な重量装備品の空中投下試験を完了したことを示している。


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