中遠海運の「中海火星号」コンテナ船が15日夜、ベルギーのゼーブルージュのコンテナ埠頭に停泊した。約8時間に渡る徹夜の積み下ろしにより、同船は今回の西欧の旅を終え、アジアに戻る帰路についた。中遠海運は今年1月22日、ゼーブルージュ港湾事業局と、コンテナ埠頭特別経営権協定に署名した。これにより国際海運、特に西欧・北欧航路における重要性が大幅に高まった。「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)イニシアチブによるユーラシア大陸の相互接続の加速に伴い、中遠海運は5年内に同埠頭の年間取扱量を200万TEUに拡大する予定だ。