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japanese.china.org.cn |18. 11. 2018

APEC首脳会議で習近平国家主席が基調講演「自己を封じれば世界を失う」

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現地時間17日午前11時ごろ、パプアニューギニアの首都ポートモレスビーに停泊しているクルーズ船「パシフィック・ジュエル」でアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が開催され、中国の習近平国家主席が基調講演を行った。その要点を以下にまとめた。

◎経済のグローバル化は人類社会の発展ために必ず通るべき道。各国の関係が日に日に緊密になり、互いに依存し合うようになっている現在、世界のサプライチェーン、産業チェーン、バリューチェーンは一層緊密につながり、各国が世界の協力チェーンの一部になっている。そして、利益共同体、運命共同体が形成されている。これは経済規律に基づいた発展であり、人の意志でそれを変えることはできない。もし、壁を設置して、各国の密接な連携を断ち切るなら、経済規律や歴史の流れに逆らうだけでなく、各国の国民が望んでいることにも逆行する。それは近視眼的であり、成功することはない。

◎自己を封じれば世界を失い、最終的には自己をも失うことになる。

◎我々は国民の福祉を第一に考えなければならない。世界のどの国も平等な発展の権利があり、発展途上国の国民がすばらしい生活を追求することを阻むことは、誰にも許されない。

◎我々は、発展のための協力強化に尽力し、発展途上国の貧困脱却をサポートしなければならない。そして、すべての国の国民がすばらしい生活を送ることができるようにすることこそが、本当の公平であり、国際社会の道義的責任でもある。

◎我々は、同じ地球に住んでいる。その地球には、200以上の国や地域があり、2500以上の民族、70億人以上が生活している。全ての人が同じであることを望むのは間違いだ。そして、各民族の違いが交流の壁になってはならず、対立し合う理由になってもならない。我々は尊大さや偏見を減らし、尊重すること、包容することを学ぶべきだ。

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