◎1つの処方箋で全ての病気を治すことはできないのと同じで、1つのやり方で全ての国の問題を解決することはできない。1つのやり方を機械的に全ての国に当てはめようとすると、逆に問題が起きるものだ。
◎多くの船が先を争っている中で、努力した者だけが先頭になれる。新テクノロジー革命と産業変革の大きな波が生じており、それに対応して変化しなければ発展のチャンスを逃すことになってしまう。我々は、片時も無駄にせずに努力する精神で、新たな成長の原動力と発展の道を探り続けなければならない。
◎テクノロジーのイノベーション成果を独り占めしたり、少数の人だけが利益を得るための道具にしてはいけない。
◎規則とは国際社会が共同で制定すべきもので、腕っぷしや力が強い者の発言によって決められるべきではない。ましてやダブルスタンダードや一致すれば用い、意見が異なれば従わないということがあってはならない。
◎歴史は我々に、冷戦や戦争あるいは貿易戦争のいずれにしろ、対立の道に足を踏み入れた場合、そこには真の意味での勝者などいないことを示している。国と国は平等に接し、互いに理解し、譲り合うべきであり、そうすれば協商によって解決できない問題など存在しない。
◎「一帯一路(the Belt and Road)」の共同建設は開放された協力の場であり、その基本原則は、共に話し合い、共に建設し、共に分かち合うとなっている。地政学的な政治的目的を持たず、誰かをターゲットにしたり、誰かを排除するものでもなく、中国が世界とチャンスを共に分かち合い、発展の王道を目指すものだ。