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japanese.china.org.cn |03. 12. 2018

中米首脳会談、両国関係の発展方向をけん引する重要な会談に

タグ: トランプ 追加関税 互恵 中米経済 

 習近平国家主席は現地時間1日夜、トランプ米大統領の招待に応じ、ブエノスアイレスで夕食会の形式で会談した。両国首脳は率直かつ友好的な雰囲気のなか、中米関係と共に関心を寄せる国際問題について深く意見交換し、重要な共通認識を形成した。この非常に成功した会談は、中米間に存在する問題を適切に解消し、中米関係と中米経済・貿易関係の長期的かつ健全で安定的な発展を推進する方向を示した。


 これは肝心な時期に開かれた重要会談だった。一定期間に渡り、中米は経済・貿易をめぐり対立し、両国の関連産業と国際貿易に悪影響を及ぼした。世界は現在、百年に一度の大きな変局を迎えている。中米関係の動向は世界の注目を集めている。習主席はトランプ大統領と2時間半に渡り深く交流した。双方は連携・協力・安定を基調とする中米関係を共に促進することで合意した。両国首脳は相互の追加関税導入を停止することで共通認識を形成した。また両国の経済チームに協議を急ぐよう指示し、すべての関税を取り消す方向で互恵・ウィンウィンの具体的な合意を形成した。双方は二国間及び国際・地域問題の協力を強化することで合意した。一連の重要な共通認識と成果は、トップ外交のリーダーシップを十分に示し、問題を直視する協力・ウィンウィンの前向きな姿勢を示した。


 中米関係は適切に処理しなければならず、また適切に処理できるはずだ。中米関係の良き発展においては、大きな方向を把握するのが基礎になる。協力は双方にとって最良の選択肢だ。良好な中米関係は両国民の根本的な利益に合致し、国際社会の普遍的な期待でもある。今回の首脳会談で、習主席は中米関係の重要な意義について深く説明し、トランプ大統領と共に中米関係発展の基調を定めた。両国の各分野の交流・協力を推進するため計画を立て、中米関係の発展方向を共にけん引し、中米関係の長期的・安定的な発展を力強く推進した。


 中米関係を良く発展させるためには、食い違いのコントロールが必要だ。中米は世界1・2位の経済国で、交流が緊密で、相互依存しており、経済・貿易分野で一部の食い違いが存在するのは正常だ。重要なのは相互尊重及び平等・互恵の精神に基づき適切にコントロールし、双方が受け入れ可能な解決策を見いだすことだ。両国首脳は経済・貿易問題について積極的かつ成果あふれる議論を行い、一連の建設的なプランを掲げた。経済・貿易摩擦のさらなる拡大を効果的に阻止したばかりか、双方の協力・ウィンウィンに向け新たなビジョンを切り拓いた。中米経済の規模と現実的な複雑さを考慮すると、問題解決の道は決して平坦ではない。双方は「中米間の共同の利益は食い違いに勝り、協力の需要は摩擦に勝る」という信念を終始貫き対話を強化し、協力を掘り下げれば、二国間経済・貿易関係が一日も早く正しい軌道に戻るよう推進できる。

 

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