ヘリチーム機長の劉志剛氏、卓越した飛行技術で大空を駆け巡る
艦隊が青島を出港する際に、劉志剛氏(右から1人目)が戦友と飛行甲板で記念撮影した。
インド洋を航行する蕪湖艦の甲板で8月末、あるパイロットは空気が生臭いことに気づき、近くにいた人に「アデン湾はもう近い、匂いで分かる」と冗談を言った。彼の名は劉志剛で、北航某飛行団の最年少の副大隊長だが、護衛航行任務に参加するのは4回目だった。その飛行技術により多くの仲間から尊敬を勝ち取っていた。
初めて護衛航行任務の命令を受けた当時、劉氏は29歳の誕生日を過ごしたばかりだった。不慣れな海域と不慣れな任務。劉氏は初の護衛航行で、艦橋の指揮でミスを一回もしないという記録を作った。
劉氏は2012年7月、再び護衛航行の旅を始めた。劉氏は航行中に訓練・研究に取り組んだ。商船が襲撃されやすい夕方と払暁に焦点を絞り、海賊の活動の特徴、武器更新状況を念入りに研究し、「ヘリ昼夜飛行訓練計画」を見直した。
腕のある人は行動も大胆だ。劉氏は第19期護衛航行に再び参加し、濰坊艦に乗りイエメンのフダイダで華人避難活動を展開した。埠頭に入ると、陸で待ちわびていた同胞たちが飛び上がるのが見えた。歓声と拍手が鳴り響いた。彼はその時、軍人としての意義を心から理解した。
第30期護衛航行の命令が今年7月、部隊に届いた。その名簿には劉氏の名があったが、今回の役割は1−3回目とは異なりヘリチームの機長だった。