特戦隊の突撃手の張雷振氏、危険な現場で心身を鍛錬
張雷振氏の日常訓練
張雷振氏は10年前に海軍に身を投じ、炊事場で働き始めた。ところが現状に甘んじない張氏は間もなく、海軍陸戦隊の選抜に参加し、特戦隊員になるという夢をかなえた。負けを認めない粘り強さによりめきめきと頭角を現し、同年齢の兵士のうち最も早く護衛航行に参加した。彼が国を出るのはこれが初めてだった。
張氏は初となる海賊との対峙を、昨日のことのように覚えている。彼は千島湖艦で警戒中、30数隻の海賊と思しき小型艇が猛スピードで護衛中の商船に接近するのを目にした。信号弾や閃光弾による警告も効果がないと、指揮所の命令に従い機銃掃射で威嚇した。これによって小型艇を追い払うことができた。
第20期護衛航行任務終了後、艦隊はそのまま地球一周訪問に入った。三大洋・五大陸を渡り、張氏は13カ国の14港を訪問し、さらに自信を深めた。