2017年5月、習近平総書記は「腐敗撲滅の国際協力を強化し、‘一帯一路’を清廉な道」にする必要がある」と明言した。これを受け、第1回「一帯一路」国際協力ハイレベルフォーラムは「ビジネス環境と清廉‘一帯一路’」テーマシンポジウムを開催した。まもなく行われる第2回「一帯一路」国際協力ハイレベルフォーラムで、「清廉な道」はテーマの1つになっている。「一帯一路」清廉な道の建設の深い含意と重要な意義について、中国網の記者は清華大学党委員会副書記・公共管理学院教授・清廉な政治と管理研究センター主任の過勇氏にインタビューを行った。過勇氏は先日、中国の汚職撲滅専門家として初めて国際腐敗防止アカデミー理事会の副理事長に当選した。
過勇氏は以下のように述べた。中国共産党第18回全国代表大会(十八大)以降、中国は腐敗撲滅の国際協力の推進においてますます重要な役割を果たし、「一帯一路」建設は腐敗撲滅の国際協力に新たなプラットフォームを提供する。「一帯一路」建設を清廉な道にすることは中国政府の国際社会に対する荘厳な承諾であるとともに、「一帯一路」沿線国・地域の共通の望みでもある。「一帯一路」の清廉な道の建設という目標は、中国が腐敗撲滅における巨大な成果を基礎に腐敗撲滅事業を深く推し進めていく確固たる自信を明示している。
清廉な道の建設は中国の世界に対する荘厳な承諾
「一帯一路」提唱は成功するか。この提唱は強大な社会的信頼性を構築できるか。協力プロジェクトは順調に実施できるか。これらの問題は清廉の構築と密接に関わっている。中国は「一帯一路」提唱の発起国として、清廉な道の建設という目標を打ち出し、まずは国際社会に世界に対する荘厳な承諾をした。
次に、清廉な道の建設は「一帯一路」沿線国・地域の共通の望みであり、「一帯一路」建設に参与する中国を含む世界各国・各地の企業の共通の望みでもある。特に、中国企業は「一帯一路」提唱協力枠組みのもとで協力プロジェクトを推し進める過程で、清廉な道の建設が私たちのコアバリューであることを十分に認識する必要がある。「一帯一路」建設に参与する中国企業は、清廉経営をコアバリューとして世界に示さなければいけない。
また、清廉な道の建設は中国の腐敗撲滅における確固たる自信も示す。十八大以降、習近平同志を中心とする党中央の力強い指導のもとで、中国の腐敗撲滅活動は著しい効果を上げ、中国の国情に合った制度を構築して腐敗撲滅の道を模索している。これらの成果は国際社会から高く評価されている。