酸水素ガス発生装置、一定の効果を発揮
鐘氏は、チームが武漢市と広州市の3軒の病院から集めたデータによると、酸水素ガス発生装置が重症者の酸欠症状を和らげる一定の効果を発揮しており、かつ使用コストも低めであると特に言及した。現在すでに1000人弱の患者が酸水素ガス発生装置による治療を受けている。
欧州で感染が急拡大、鐘氏は「中国の経験」の共有を提案
鐘氏は、感染者及び感染の疑いのある患者のデータを毎日更新・発表することが重要な措置との観点を示した。鐘氏はまた、共同感染対策メカニズムを運用し、早期発見・早期報告・早期隔離・早期治療を貫くことが、感染対策で重要になると協調した。
鐘氏はビデオ会議の中でさらに、軽症者の仮設病院への転院や感染拡大の早期防止など、中国の感染対策の経験を紹介した。シモンズ氏は「新型コロナウイルス肺炎の感染が今後2年もしくは5年内に再発した場合、どのような問題に注意すべきか」といった仮説を立てた。鐘氏はそれについて詳細に回答した。
欧州呼吸器学会への提案
鐘氏は、一部の欧州諸国で感染拡大が相次いでいるが、拡散を早期防止するべきだと述べた。また検査により新型肺炎とインフルエンザを区別するべきと指摘した上で、中国は自国の経験を共有し、欧州呼吸器学会と連携していきたいと表明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年3月12日