クラウド製品に尽力
感染症流行時に最も貴重な医療資源は医療設備だけでなく、経験豊富な医学専門家も重要な存在である。中国聯通はまず北京や湖北などの多くの病院と医療管理部門をつなぐクラウド専用回線を開通し、広東、安徽、河南などの多くの医療クラウドプラットフォームと接続し、遠隔クラウド会議機能を開設し、感染症の最前線と後方の医療従事者が効率的にコミュニケーションをとれる条件を作り出した。広東省で、中国聯通は旧暦1月1日にわずか1日で21地区30軒の省級指定病院の遠隔医療プラットフォームを完成させ、同プラットフォームを通じて鐘南山院士がリーダーを務める専門家チームの3回の遠隔診療をサポートした。「クラウド診療」は感染症流行期間の新たな注目点となった。
国内の感染症流行が落ち着き、遠隔業務とクラウド事務は業務再開において重要な選択肢となった。中国聯通は中国聯通産業インターネット(CUII,China Unicom Industrial Internet)を通してクラウドネットワークシステムを構築し、国内334地区と35の海外スポットの通信カバーを実現した。
5G新インフラ
今回の感染症流行により人と人を「隔離」する状態が数カ月続き、伝統的な通信保障とネットワーク建設だけでなく、通信会社は「ポスト感染症時期」にどのように景気回復の突破口を探ったのか。同社の王暁初会長は、「中国聯通は感染症の5G建設と発展への影響を高く重視し、2月初めにはプロジェクト物資の緊急保障作業を開始し、5G通信保障に必要な物資を確保した。感染症流行期間、テーマ会議を何度も開き、5G建設の再開を全面的に推し進め、5G建設の目標を変更させないことに努めた。現在、中国聯通は中国電信と共同で世界初の共同構築・共有の5Gネットワーク構築を進めており、2020年に5G通信の地級市以上の全都市カバーを実現し、基地局は30万基に達する」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年5月9日