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japanese.china.org.cn |20. 06. 2021

習主席と父親、世代間のバトンパス

タグ: 習主席

 習近平国家主席と父親の習仲勲氏はいずれも、共産主義にぶれない信念を有する中国共産党の党員です。


 人々の目には、「大衆の中から生まれた大衆のリーダー」に映っている習仲勲氏は人民といつも一緒にいます。習主席は父のことを誇りに思っていると同時に、その父から多くの尊い品格を受け継ぎ、身に付けています。


△2020年5月11日、視察先の山西省大同市雲州区西坪鎮坊城新村で村人たちと世間話をする習主席


 習主席は父親の習仲勲氏と同じく、「全ては大衆のために、全ては大衆をよりどころに、大衆の中から生まれ、大衆の中に入っていく」というモットーを終始貫いています。


 習仲勲氏は常に、「指導者・幹部と大衆は平等な関係にあり、上下優劣の区別はなく、いつまでも大衆とともに暮らすことが大事だ」としています。


△1980年8月末~9月初、広東省湛江で農村を視察し、若者と語り合う習仲勲氏(左端)


 習主席は父親の理念を受け継ぎ、「すべての党員・幹部には、人民に奉仕する責務はあるものの、役人として威張る権力はない」と言っています。


 1978年、65歳の習仲勲氏は南下して、広東省の政治をつかさどる責任者になりました。北方で数十年暮らしてきた習仲勲氏は、湿気が高く蒸し暑い南方の気候にはなかなか慣れませんでした。しかし、7~8月の間、彼は炎天下にもかかわらず、立て続けに広東省東部の梅県や汕頭、恵陽などの21の県を歩き回りました。


 父親のこうした仕事振りから、習主席は深い影響を受けました。2020年11月3日に、第14次五カ年計画の「建議」が全文公開されました。歴史的な意義を持つこの文書は、習主席による陣頭指揮の下で完成したものです。そのために、習主席は相次いで吉林省や安徽省、湖南省、広東省などに赴き調査研究を行い、7回もの特別座談会を主宰しました。習主席は「調査がなければ、発言権も政策を決定する権利もない」と言っています。

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