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japanese.china.org.cn |31. 10. 2021

習近平主席、第16回G20サミットで重要演説

タグ: G20サミット


 主にデジタル時代の責任を負って、新型デジタルインフラ施設の建設を加速させ、デジタル技術が実体経済との融合を促進し、発展途上国のデジタル障壁の取り消しを支援します。中国は「グローバルデジタル安全イニシアティブ」を提出しました。ともに各国の願い、各国の利益を映すデジタルガバナンスの国際ルールを尊重し、開放・公正・公平で差別ないデジタル発展環境を作り上げます。中国はデジタル経済の国際協力を重視し、「デジタル経済パートナーシップ協定(DEPA)」の加盟を申請し、各国とともにデジタル経済の良好で秩序ある発展を期待しています。


 最後は「調和の取れた共存、永続的なグリーンを期待すること」です。G20は共通でありながらも、違いがある責任の原則を堅持し、全面的な気候変動対応の「パリ協定」を促進し、国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)と国連「生物多様性条約」第15回締約国会議(COP15)の円満な開催を支持すべきとしています。先進国は排出削減の問題において、発展途上国の困難と関心事を十分に考慮し、気候融資の約束を実行に移し、技術と能力建設などの面で、発展途上国に支援する必要があります。


 中国は国の実用と合致する国際的な責任を負い、グリーン経済のモデルチェンジを積極的に促進し、絶えず気候変動対応の行動を強化しつつあります。中国は2030年までに二酸化炭素排出のピークアウト、2060年までにカーボンニュートラルの実現を目指しています。このため、中国は約束を守り、各国とともにエコ、低炭素、持続可能な発展の道を歩みます。


 習主席は演説の中で、「『信用できるものは天下の友と付き合うことができる』という古い言葉がある。中国は対外解放の基本的な政策を堅持し、超大規模の市場の優位性と内需の潜在力を発揮させ、ルール、制度、管理、基準などの開放を促進し、知的財産権保護の度合いを強化し、市場化、法治化、国際化のビジネス環境を作り、国内外の企業に公平かつ公正な市場秩序を提供する。中国の発展が各国により多くの機会、世界経済により多くの原動力を与えるものになることを信じている」と指摘しました。


 習主席は最後に、「人類運命共同体構築には世界各国の弛まぬ努力が必要である。この道は長くて困難が多いが、歩み続ければ達成できる。連携して、いち早く感染症の収束を実現させ、より美しい未来を開くべきである」と呼びかけました。


 今回の会議は今年のG20議長国であるイタリアのマリオ・ドラギ首相が主催しました。G20の首脳、国際組織の責任者らがオンラインとオフラインの形で出席しています。


 また、会議には王毅国務委員兼外交部長が習主席の特別代表として、開催地イタリアの会場に出席しました。


 「中国国際放送局日本語版」2021年10月31日


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