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japanese.china.org.cn |04. 03. 2022 |
中国の動的ゼロコロナは「ゼロ感染」を求めず=全人代報道官
第13期全国人民代表大会(全人代)第5回会議の会見が4日12時、人民大会堂プレスリリースホールで開かれた。大会報道官の張業遂氏が、大会の議事日程や全人代の活動に関する国内外の記者からの質問に回答した。
日本経済新聞の記者からは、「中国の動的ゼロコロナという感染対策が大成功を収めたことは間違いないが、その一方で感染者が出た地域でロックダウンを実施し、管轄区域内の工場が生産停止となり、物流が滞った。これらの経済運行への悪影響も無視できない。中国は世界の工場だが、経済運行と物流・運輸などに問題が生じれば、世界のサプライチェーンに直接、重大な衝撃が及ぶ。それに対する国際社会の懸念も深まっている。中国政府は今後、動的ゼロコロナの堅持と経済安定運行の維持との間、及び世界のサプライチェーンの安定の維持との間で、どのようにバランスを取っていくのか」との質問があった。
張氏は次のように回答した。
動的ゼロコロナとは、「外からの輸入防止、国内の再拡大防止」という全体プランを堅持し、経験と教訓を真剣に総括した上で打ち出された予防・抑制方針だ。動的ゼロコロナの目標は、スムーズで正確な全チェーンの感染対策により、最小のコストで最大の成果と効果を手にすることだ。「ゼロ感染」を求めるのではなく、早急に感染拡大を封じ込めるものだ。動的ゼロコロナが中国の実情に合致しており、正しい道であり、効果も高いことは事実によって証明されている。感染者と死者の数、また経済発展のデータを見ても、中国は世界の防疫活動に最も成功している国の一つだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年3月4日