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japanese.china.org.cn |21. 04. 2022

ボアオ・アジアフォーラム開幕、習近平国家主席がグローバル安全保障イニシアティブを打ち出す

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「人民網日本語版」  |  2022-04-21

ボアオ・アジアフォーラム2022年年次総会の開幕式が21日午前、海南省博鰲(ボアオ)で行われ、習近平国家主席が「手を携えて試練を受けて立ち、協力して未来を切り開く」と題した基調演説をテレビ会議の形式で行った。新華社が伝えた。

■困難な時ほど確固たる自信が必要

習主席は「現在、世界の変化、時代の変化、歴史の変化が、かつてない形で展開し、真剣に対処しなければならない試練を人類に突きつけている。人類の歴史は、困難な時ほど確固たる自信が必要であることを我々に告げている。いかなる困難や曲折も、歴史の前進の車輪を押しとどめることはできない。数々の試練を前に、我々は決して自信を失ったり、躊躇したり、萎縮したりしてはならず、むしろ自信を確固たるものにして、激流の中を勇敢に進む必要がある」と指摘した。

■中国はグローバル安全保障イニシアティブを提唱

習主席は「冷戦思考は世界平和の枠組みを損なうだけであり、覇権主義とパワー・ポリティクスは世界平和を危うくするだけであり、ブロック対立は21世紀の安全保障上の問題を激化させるだけである。中国は、グローバル安全保障イニシアティブを打ち出したい。すなわち、▽共通、総合、協調的、持続可能な安全保障という考え方を堅持し、世界の平和と安全を共同で維持する。▽各国の主権及び領土的一体性の尊重を堅持し、他国の内政に干渉せず、各国の人々が自ら選択した発展路線と社会制度を尊重する。▽国連憲章の趣旨と原則の遵守を堅持し、冷戦思考を捨て去り、一国主義に反対し、ブロック政治や陣営対立を行わない。▽各国の安全保障上の合理的懸念の重視を堅持し、安全保障の不可分性の原則を堅持し、均衡の取れた、実効性のある、持続可能な安全保障構造を構築し、他国の安全を犠牲にした自国の安全構築に反対する。▽国家間の溝や紛争の対話と協議を通じた平和的方法による解決を堅持し、危機の平和的解決に資するあらゆる努力を支持し、ダブルスタンダードを採用してはならず、一方的制裁や管轄権の域外適用の乱用に反対する。▽伝統的・非伝統的領域における安全保障の統合的維持を堅持し、地域紛争やテロ、気候変動、サイバーセキュリティ、バイオセキュリティなどグローバルな問題に共同で対処する」と表明した。

■グローバル・ガバナンスの試練に共同で対処

習主席は「世界各国は、運命を共にする一隻の大きな船に乗っており、逆巻く大波を乗り越え、明るい未来へ航行するためには、同舟相救わねばならず、誰かを大海に放り捨てる企ては受け入れられない。『共に話し合い、共に建設し、共に分かち合う』というグローバル・ガバナンス観を実践し、全人類共通の価値観を発揚し、異なる文明間の交流と相互参考を提唱する必要がある。真の多国間主義を堅持し、国連中心の国際体制及び国際法に基づく国際秩序を断固として維持する必要がある。特に大国は模範となり、率先して平等・協力・信義誠実・法治を重んじ、大国としての姿を示す必要がある」と指摘した。

■アジアを世界の平和と安定の錨、成長の動力源、協力の新たな重要拠点に

習主席は「過去数10年間、アジア地域は全体的に安定を維持し、急速な経済成長を続け、『アジアの奇跡』を成し遂げた。アジアが良くなってこそ、世界はより良くなることができる。我々は引き続きしっかりとアジアを発展させ、建設し、アジアの強靭性と知恵と力を示し、世界の平和と安定の錨、成長の動力源、協力の新たな重要拠点を築く必要がある」指摘した。(編集NA)

「人民網日本語版」2022年4月21日