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japanese.china.org.cn |19. 05. 2022 |
CCPIT設立70周年祝賀大会ならびに世界貿易投資促進サミットで習近平国家主席が4提言
習近平国家主席は18日、「中国国際貿易促進委員会設立70周年祝賀大会ならびに世界貿易投資促進サミット」にビデオメッセージを寄せた。新華社が伝えた。
習主席は「1952年の設立以来、中国国際貿易促進委員会(CCPIT)は中国に立脚して世界に向かい、中国企業と外国企業との利益の結びつきの強化、国際経済・貿易関係の後押し、国家関係の促進において、重要な役割を果たしてきた。CCPITの70年間の歩みは、中国のたゆまぬ対外開放拡大の重要な体現であり、各国企業による発展機会の共有、互恵・ウィンウィンの実現の重要な証人でもある」と指摘。
「現在、百年間なかった情勢変動と新型コロナウイルスのパンデミックが重なり、経済のグローバル化は逆流に遭遇し、世界は新たな激動と変革の時期に入っている。各国の商工業界は平和的発展への期待を一層切に募らせ、公平と正義を一層強く訴え、協力・ウィンウィンを一層差し迫って求めている」と強調し、4点を提言した。
(1)パンデミックに勝利するための力の結集。人民至上と生命至上を堅持し、ワクチン開発・生産・分配で国際協力を積極的に繰り広げ、グローバル・ヘルス・ガバナンスを強化し、パンデミックとの闘いにおける防御線を幾重にも共同構築し、人類衛生健康共同体の構築を後押しする。
(2)貿易と投資の立て直し。新型コロナ対策と経済発展を統合的に計画し、各国のマクロ経済政策の協調を強化する。世界貿易機関(WTO)を中核とする多角的貿易体制を支持し、世界の産業チェーンとサプライチェーンの安全性及び安定性を維持し、協力のパイを大きくし、発展の成果が各国の人々によりよく恩恵をもたらすようにする。
(3)イノベーション主導の堅持。革新的成長の潜在力を掘り起こし、知的財産権の保護を共に強化し、十分な参加と合意形成を基にルールを定め、科学技術の発展のためにオープンで公平、公正かつ差別のない環境を築く。イノベーション交流・協力を深め、知識、技術、人材などイノベーション要素の移動を制約する障壁を打破すべく努力する。
(4)グローバル・ガバナンスの整備。真の多国間主義を堅持し、「共に話し合い、共に建設し、共に分かち合う」グローバル・ガバナンス観を実践し、グローバルな資源を動員し、グローバルな課題に対処し、グローバルな発展を促進する。対立ではなく対話、壁の構築ではなく撤去、デカップリングではなく融合、排他ではなく包摂を堅持し、公正と正義を理念にグローバル・ガバナンス・システムの変革をリードする。
習主席は「高水準の開放の拡大という中国の決意が変わることはなく、中国の開放の扉はさらに大きく開いていくのみだ。中国は引き続き市場化・法治化・国際化されたビジネス環境を構築し、地域的な包括的経済連携(RCEP)協定を高い水準で実施し、『一帯一路』(the Belt and Road)の質の高い共同建設を推進し、世界の商工業界により多くの市場機会、投資機会、成長機会を提供していく」と強調した。(編集NA)