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japanese.china.org.cn |10. 08. 2022 |
習近平国家主席がマルタの中等学校の「中国コーナー」の教師と生徒に返信
習近平国家主席はこのほど、マルタの聖マーガレット中等学校の「中国コーナー」の教師と生徒に返信し、中国とマルタの人的・文化的交流に、より多くのマルタの青少年が積極的に参加してほしいと激励した。新華社が伝えた。
習主席は「中国とマルタの互いの努力で、聖マーガレット中等学校の『中国コーナー』は、マルタの青少年の対中理解の増進と中国とマルタの友好の促進に積極的な役割を果たしてきた。『中国コーナー』の今後益々の発展を希望するともに、教師や生徒が交流や学習のために訪中することを歓迎する」とした。
そして、「『天下大同』と『協和万邦』は、古来より中国人が人類社会に対して抱いてきた美しい憧憬であり、人類運命共同体の構築という理念の文化的淵源でもある。我々の暮らす世界は歴史と現実が交錯し、希望と挑戦が併存し、人類は運命と苦楽を共にしているのであり、互いに見守り助け合い、協力・ウィンウィンを図って初めて、発展の成果を共有することができる。世界の発展における難題を解決し、国際安全保障上の試練に対処するため、中国は『一帯一路』(the Belt and Road)イニシアティブ、グローバル発展イニシアティブ、グローバル安全保障イニシアティブを相次いで打ち出し、広範な共通認識を形成し、力を集め、実際の行動によって人類運命共同体の理念を実践してきた」と指摘した。
また「中国とマルタの国交樹立から今年で50年になる。両国関係はすでに、歴史や文化の異なる国家間の友好的な付き合いのモデルとなっている。中国とマルタの人的・文化的交流に積極的に参加し、文明間の相互参考の促進者、国民間の友好の継承者となるマルタの教師、生徒、青少年がより多くなっていくことを希望する」とした。
マルタの総合公立校である聖マーガレット中等学校は、2010年に中国側の支援を受けて「中国コーナー」を設置した。先ごろ、「中国コーナー」の教師と生徒は習主席に手紙を送り、中国文化に好意を抱いていることを伝えるとともに、「礼記」の「聖人耐以天下為一家」(聖人耐く天下を以て一家と為す)を引用して、人類運命共同体理念と「一帯一路」イニシアティブを積極的に評価し、マルタと中国の国交樹立50周年を祝うとともに、両国の文化交流に一層貢献する意向を表明していた。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年8月10日