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japanese.china.org.cn |29. 09. 2022 |
孔鉉佑駐日大使「次の50年間にさらに成熟・安定した中日関係を」
中国の孔鉉佑駐日大使は27日、インタビューを受け、国交正常化50周年を迎える中日関係について語った。在日本中国大使館ウェブサイトが伝えた。
【記者】中日関係は現在もなお複雑で厳しい状況にある。国交正常化50周年という新たな出発点に立ち、中日はどのように次の50年間へと向かうべきか。
【孔大使】百年間なかった大きな変動、新型コロナウイルスのパンデミック、世界情勢の深い変化を前に、中日関係は再びどちらの道を選ぶかという重要な分かれ道にさしかかり、国交正常化以降これまでなかった新たな局面に直面している。双方は使命感と責任感をもって、新しい時代の要請にふさわしい中日関係の構築に関する両国首脳間の重要な共通認識をしっかりと実行に移し、中日関係がより成熟し安定した、健全で強靭な姿で次の50年間、100年間へと邁進するよう導くべきだ。
そのためには、第1に、政治的相互信頼を増進し、上層部を含む各レベルの対話や意思疎通を積極的に繰り広げ、絶えず相互信頼を深め、疑念を解消し、中日関係の健全で安定した発展のための基礎を固める必要がある。第2に、実務協力を深め、共通利益の基礎を拡大・強化し続け、中日関係の発展に絶えることのない原動力を与える必要がある。第3に、民間の友好を活性化し、人的・文化的交流及び民間・地方交流を広範に実施し、未来に着眼して青少年交流を強化し、パンデミック後の人的往来の段階的再開のための計画と準備をしっかりと行う必要がある。第4に、摩擦や意見の相違に適切に対処し、古くからある問題をうまく管理し、新たな問題を解消して、両国関係の大局への妨げとなるのを防ぐ必要がある。第5に、国際的な大勢に順応し、真の多国間主義と開放的な地域主義を維持・実践し、団結か分断か、協力か対立かという重大な選択において、正しい選択をする必要がある。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年9月29日