政治・安全>
japanese.china.org.cn |11. 10. 2022

共同発展・繁栄を促進する「一帯一路」の共同建設

タグ: 『一帯一路』イニシアティブ
「人民網日本語版」  |  2022-10-11

中国モルディブ友誼大橋はモルディブ北マレ環礁にあり、全長2キロメートル。環礁にあるマレ島、フルレ島、フルマーレ島を結ぶ。モルディブで最も重要な島嶼連結プロジェクトだ。2018年8月22日、モルディブの首都マレ島は中国モルディブ友誼大橋によってフルレ島と結ばれた。(中交集団提供)


ラオスの人々の鉄道の夢は現実のものとなり、カンボジアは「高速道路時代」に入り、モルディブには海を跨ぐ大橋ができ、ベラルーシは自国の乗用車製造業を持つことができ、アフリカには電車とライトレールの路線が開通した。こうした互恵・ウィンウィンの物語の1つ1つが、共同発展・繁栄を促進する「一帯一路」(the Belt and Road)の共同建設を生き生きと描写している。(人民日報コラム「和音」掲載)

2013年秋、習近平国家主席は「一帯一路」共同建設イニシアティブを打ち出した。9年間の努力を経て、「一帯一路」の共同建設は堅実で重みのある成果を挙げた。習主席は「中国の発展は国際社会のおかげであり、国際社会にさらに多くの公共財を提供することを望んでもいる。私が『一帯一路』イニシアティブを打ち出した主な目的は、中国の発展によるチャンスを沿線諸国と分かち合い、共同繁栄を実現することにある」と述べた。それから9年の間に、「一帯一路」共同建設イニシアティブは中国が打ち出したものだが、その機会と成果は世界のものであるとの認識を世界は日増しに深めていった。

「一帯一路」の共同建設は、世界の開放と協力を促進し、世界経済ガバナンスを整備するための中国の案であり、国際経済協力の新たな高みを示すものだ。「一帯一路」の共同建設は「手を放す」のではなく「手を繋ぐ」ことを堅持し、「壁を築く」のではなく「壁を撤去する」ことを堅持し、政策面の意思疎通、インフラ施設の連結、貿易の円滑化、資金の調達、民心の通じ合いを推進し続け、開放型世界経済の構築に原動力を与え続けるものだ。保護主義が台頭し、経済のグローバル化が逆風に遭う中、中国が自ら進んで対外開放を拡大し、各国と連携して「一帯一路」を共同建設していることは、開放と協力をリードする大国としての姿と責任感を存分に示すものだ。統計によると、2013年から2021年までの間に、中国と「一帯一路」沿線諸国の累計物品貿易額は11兆ドル(1ドルは約145.4円)近くに達し、双方向投資は2300億ドルを超えており、連結の強化がもたらす発展のチャンスを存分に示している。

「一帯一路」の共同建設は、共同発展・繁栄を促進し、人類運命共同体の構築を後押しする重要な実践であり、世界の発展の歴史に新たな章を記した。新型コロナウイルス感染症のパンデミックが発生した後、各国は互いに見守り助け合い、共に困難を克服して、「一帯一路」共同建設の継続的前進を後押しし、国際社会に自信と力を伝え、新型コロナとの闘いにおける世界の協力と経済回復に重要な貢献を果たした。今や「一帯一路」共同建設イニシアティブの核心的理念が国連、G20、アジア太平洋経済協力会議(APEC)、上海協力機構(SCO)などの国際組織や多国間機関の重要文書に盛り込まれていることは、同イニシアティブが協力のコンセンサスを形成する国際公共財であることを十分に物語っている。

デジタルシルクロード、イノベーションシルクロード、グリーンシルクロード、健康シルクロードと、「一帯一路」共同建設協力は絶えず拡充され、互恵的協力の活力を放ち続けている。「一帯一路」共同建設の枠組みで、多数のプロジェクトが実行に移され、それにより恩恵を受ける共同建設参加国の人々が増えている。中国は共同建設参加国と50余りの「一帯一路」共同研究室の設置に着手し、自国内での「製造」や「スマート製造」が実現し始めた国々が少なくない。「一帯一路」共同建設は発展という最大の公約数をしっかりと押さえ、着実な行動によって、より素晴らしい未来の創造に助力している。国際関係者は、「一帯一路」の共同建設は中国が人類運命共同体の構築を後押しするための具体的な行動であり、人類が共同発展・繁栄へと向かうための重大な貢献であると考えている。(編集NA)

「人民網日本語版」2022年10月11日