｢十四五｣期間に、全国で約200の中小企業特色産業クラスタを認定へ

　中小企業は多くの世帯と関わる、イノベーションを促し雇用を促進し民生を改善する重要な力だ。県域に位置づけられる中小企業産業クラスタは地域経済の重要な構成部分であり、中小企業の高品質発展を促す上で極めて重要だ。

　工業・情報化部はこのほど「中小企業特色産業クラスタ発展促進暫定方法」（以下「同方法」）を通達し、中小企業特色産業クラスタの育成方針と認定基準を明らかにした。また｢十四五(第14次五カ年計画）｣期間(2021-25年）に全国で約200のクラスタを認定し、地方による一連の省級クラスタの育成を指導・支持するとした。

　県域経済は中国国民経済の基本単位だ。統計によると、中国の県域経済のGDPが全国に占める割合は4割弱で、県域戸籍人口は全国の総人口の6割を超えている。

　工業・情報化部中小企業局の責任者は、「中小企業特色産業クラスタの育成促進は、高水準サービス資源をより良く地方に広げ、中小企業の発展環境を最適化し、中小企業の規模が小さく分散しており弱いという先天的な弱点を補強できる。中小企業特色産業クラスタの発展はまた、各種産業資源のスムーズな流動を促進し、産業の協力効果を拡大し、全国ひいては世界の産業態勢の中にクラスタをはめ込む。これにより産業チェーンの重要部分の補充を実現し、産業チェーン・サプライチェーンの強靭性を高める」と述べた。

　｢中国網日本語版(チャイナネット)｣2022年10月13日