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japanese.china.org.cn |17. 10. 2022 |
中国は自給自足を目指す?この理解は間違っている=国家発改委
中国共産党第20回全国代表大会(第20回党大会)は17日午前10時に記者会見を開き、国家発展改革委員会党組織メンバーで副主任の趙辰昕氏、国家発展改革委員会党組織メンバーで食糧・物資備蓄局党組織書記・局長の叢亮氏、国家エネルギー局党組織メンバーで副局長の任京東氏が新発展理念の徹底、新発展構造の構築、質の高い発展の推進、および中国式現代化による中華民族の偉大な復興の全面的推進について説明し、記者の質問に答えた。
ブルームバーグからは、「中国政府はより自給自足の経済を実現するため、いかに鉄鉱石、原油、天然ガス、大豆などの輸入資源への依存を減らすのか」との質問があった。趙辰昕氏は次のように回答した。
これは新たな発展構造の構築に対する理解と認識に関わる問題だ。党中央が新たな発展構造の構築加速の重大な戦略手配を掲げた後、外界には認識と理解の程度の異なる問題が存在している。新たな発展構造の構築は、中国の発展段階・環境・条件の変化、特に中国経済の比較優位性の変化に基づき下す重大な意思決定であり、全局面に関わる系統的で深いレベルの変革であり、現在に根ざし長期を見据える戦略計画だ。これは中国がより高品質でより効率の高い、より公平でより持続可能でより安全な発展を実現する上で重大かつ深い意義を持つ。
国内外の一部からは、国内大循環を主体とするとは中国が対外開放を大幅に縮小し、さらには自給自足に取り組むことを意味するとの声が出ているが、この理解は間違っている。習近平総書記は何度も、新たな発展構造の構築は開放的な国内・国際双循環であり、閉鎖的な国内単循環ではないと強調している。現在の世界経済のグローバル化の流れは不可逆的で、どの国であっても門を閉ざし建設に取り組むことはできない。また中国は早くから世界経済及び国際体制と深く融合している。中国と世界各国の産業のつながりと相互依存の程度はいずれも比較的高い。内部・外需市場は本来、相互依存し相互促進するものだ。改革開放の40年以上に渡り、中国は国内と海外の2つの市場、2種の資源を積極的に利用し、市場経済の建設の促進、市場供給の豊富化、産業構造のモデル転換・高度化のけん引、国際競争の新たな優位性の育成、総合的な国力の全面的な向上に向け条件を整えた。中国の生産要素の質と配置の水準を力強く改善し、国内大循環の効率と質の向上を促進した。
経済グローバル化は最近、逆風と逆流を受けた。一部の国はデカップリングとチェーン断裂に取り組み、狭い範囲で高い壁を築こうとしている。しかし我々は、世界が相互に閉鎖し互いに分け隔てる状態に絶対に戻らず、開放と協力が依然として歴史の流れであり、互恵とウィンウィンが依然として人心の赴く所であると考えている。
我々は人類運命共同体の旗印を掲げ、改革開放を堅持し、グローバル化を包容、普恵、ウィンウィンの方向に発展させる。よりハイレベルな開放型経済新体制を急速に構築し、円滑な国内国際循環を促進する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年10月17日