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japanese.china.org.cn |18. 10. 2022 |
中国式現代化は人類が現代化を実現するための新たなオプションを提供
中国共産党第20回全国代表大会(党大会)が16日、北京で開幕し、習近平中国共産党中央委員会総書記が第19期中央委員会を代表して報告を行った。報告は、社会主義現代化国家の全面的建設について戦略的配置を行い、中国式現代化の重要な特徴と本質的要求について論述した。
現代化とは、世界各国人民の共同追求であり、近代以来の中国人民がひたすら探求する目標でもある。中国式現代化とはどのようなものか。習総書記は報告で、「中国式現代化とは、中国共産党が指導する社会主義現代化であり、各国の現代化に共通する特徴を持つだけでなく、自らの国情に基づいた中国の特色も備えている。中国式現代化は人口の規模が巨大な現代化であり、人民全体が共同富裕を成し遂げる現代化であり、物質文明と精神文明の調和が取れた現代化であり、人と自然が調和し共生する現代化であり、平和的発展路線を歩む現代化だ」と強調した。
報告は、中国式現代化の九つの本質的要求について、「中国共産党による指導を堅持し、中国の特色ある社会主義を堅持し、質の高い発展を実現し、全過程にわたる人民民主主義を発展させ、人民の精神世界を豊かなものにし、人民全体の共同富裕を実現し、人と自然の調和と共生を促進し、人類運命共同体の構築を推進し、人類文明の新たな形態を創造すること」と明確化した。経済、政治、文化、社会、エコ文明など各方面を網羅し、社会主義現代化国家の全面的建設のための行動指針を示した。
習総書記は、党大会で、「今後5年間は社会主義現代化国家の全面的建設のスタートを切る重要な時期だ」と指摘し、「質の高い発展は社会主義現代化国家の全面的建設における最重要任務だ」と明確化した。
同時に、中国式現代化路線は発展途上国の現代化へのルートを開拓した。現代化とは西側の専売特許ではなく、各国が自国の国情に合った現代化路線を探し当て、飛躍的な発展を遂げられるものだ。
中国式現代化は、「平和的発展路線を歩むこと」を強調し、文明間の交流と相互参考を主張し、西側のいわゆる「文明の衝突」論を打破し、包容力のある人類文明の新たな形態を創造し、世界の平和と発展を促進した。
世界には唯一無二の現代化のモデルは存在せず、どこにでも適用できるような現代化のスタンダートも存在しない。今日の中国では、新型の工業化、情報化、都市化、農業現代化が同期的に推し進められ、物質文明、政治文明、精神文明、社会文明、エコ文明が協調して発展している。
「中国国際放送局日本語版」2022年10月18日