海外民生事業への中傷は許されない

　一部の海外メディアはこのほど、中国側がオランダで2つの「違法警察署」を運営していると喧伝した。中国外交部の報道官はこれについて、いわゆる「海外警察署」は華僑関連の海外サービスステーションであり、その主な目的は現地で需要がある中国公民を対象に、中国の運転免許証の更新に伴う身体検査などのサービスのオンライン手続きに協力することだと回答した。

　新型コロナウイルス感染症の影響により、帰国し現場で運転免許証更新などを行えない海外中国公民が多い。そこで公民が海外で視力・聴力・身体検査を受け、関連する証明を提出するという現実的な需要が生まれている。

　サービスステーションの職員は志願者で、西側メディアが喧伝するような中国の警察ではない。志願者の主な作業は、予約の協力、身体検査の補助などだ。志願者には法執行の権限がなく、いかなる刑事調査活動にも参加しない。

　これらの海外華人に奉仕する心温まる措置は、一部の良からぬ意図を持つ西側メディアの操作により、中国が海外で「違法警察署」を設立したと歪曲された。これは中国を中傷する典型的な操作だ。（「環球時報」より　筆者・郭永良中国人民警察大学渉外安保学院副院長）。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2022年10月28日