李克強総理が上海協力機構加盟国政府首脳（総理）理事会第21回会議を開催

李克強総理は1日午後に北京で、上海協力機構（SCO）加盟国政府首脳（総理）理事会第21回会議をテレビ会議の形式で開催した。新華社が伝えた。

李総理はSCO協力の推進について次の5点を提言した。

（1）安全・安定を維持し、良好な発展環境を築く。中国は各国が法執行・安全保障分野の協力を深め続け、各国の経済・社会発展に保障を提供することを望んでいる。

（2）貿易・投資を拡大し、地域の経済回復を促進する。共同で世界貿易機関（WTO）中心の多角的貿易体制を維持し、開放型世界経済の構築を支持し、貿易と投資の円滑化水準を高める。

（3）相互接続を強化し、地域の融合的発展を実現する。引き続き発展戦略の連携を推進し、通関効率を高め、地域の産業チェーン・サプライチェーンの強靭性と安定性を維持する。

（4）持続可能な開発に助力し、リスクを防ぎ止める能力を強化する。地域諸国の食糧・エネルギー供給保障水準を高め、グリーン・低炭素へのモデル転換を均衡の取れた秩序ある形で推進する。

（5）人的・文化的交流を緊密化し、民心の通じ合いを増進する。教育・文化・科学技術・報道などの協力体制の役割を十分に発揮し、来年の「SCO観光年」行事を成功させる。

李総理は「先般開催された中国共産党第20回全国代表大会（第20回党大会）は社会主義現代化国家の全面的な建設と中華民族の偉大な復興の全面的な推進について戦略的布陣を整えた。中国は改革開放という基本国策を堅持し、互恵・ウィンウィンの開放戦略を揺るぎなく遂行していく。開放の扉はより大きく開かれていくのみだ。平和的発展路線を堅持し、グローバル・ガバナンス体制の改革と構築に積極的に関与し、各国と連携して世界の平和・安定と発展・繁栄を共に促進していく」とした。（編集NA）

「人民網日本語版」2022年11月2日