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japanese.china.org.cn |17. 11. 2022

世界各国は中国の貢献を正しく評価するべき=インドネシア紙

タグ: G20 ASEAN 貿易 投資 
中国網日本語版  |  2022-11-17

 世界各国は中国への見方を変え、中国を前向きに見て、正しく評価するべきだ。中国が目立たずに地域・世界の平和及び経済成長に貢献している国だからだ。インドネシア紙「ジャカルタ・ポスト」が伝えた。(筆者=Seun Sam・カンボジア王立アカデミー政策アナリスト)

 

 中国とASEANの関係に重大な進展があった。中国はASEANとの対話パートナーシップにおいて多くの「初」を作った。初めて「東南アジア友好協力条約」に加入し、初めてASEANと戦略的協力パートナーシップを築いた大国であり、初めてASEANと自由貿易区の建設を検討した主要経済体であり、さらに初めてASEANの地域協力における中心的な地位への支持を明確にし、初めて「東南アジア非核兵器地帯条約」議定書への署名意向を宣言した。

 

 中国とASEANは共に双方にとって最大の貿易パートナー、地域の最も力強いパートナー、最も活力あふれる戦略的盟友に成長した。双方はさらに地域の平和・安定・発展の極めて重要な礎だ。

 

 新型コロナウイルスのパンデミックにおいて、中国はASEANと相互協力し、実務的協力を堅持した。中国と多くのASEAN加盟国はクイックルート、グリーンルートを開設し、人員と大口商品の流動を促進し、地域のサプライチェーン・製造チェーンを安定させた。国際貿易の低迷とは対照的に、中国とASEANの貿易・投資が予想を上回り、規模と質のダブル成長を実現した。地域の経済回復を力強く支え、さらに回復の活力を豊富にし、引き出した。

 

 2020年の年初にパンデミックが発生すると、中国は自国の新型コロナウイルスワクチンを世界の公共財にすると約束した。中国は現在、出来る限り多くの国にワクチンを提供することで約束を果たしている。中国製ワクチンは多くの国を危機から救った。今や多くの国、特にASEAN諸国が再び国境を開いている。中国製ワクチンも世界的に認められている。

 

 中国とASEAN諸国がいずれも新興経済体であることから、双方の経済成長の程度と産業構造を比較できる。双方はいずれも国際貿易に依存する輸出志向型経済だ。双方は国際市場で競争しているが、中国はASEANとの競争を願っているわけではない。むしろ中国はその資源を使いASEAN諸国を支援しようとしているだけだ。

 

 中国―ASEAN自由貿易区の完成後、双方は大半の商品の関税及び非関税措置を徐々に撤廃した。中国とASEANのパートナーシップは貿易の壁を下げるか撤廃し、貿易の自由化を実現し、中国とASEAN諸国の間で貿易移転効果を発揮した。サービス業と投資市場も安定的に拡大した。


 中国はG20をグローバルガバナンスに参加するための最良の枠組みとしている。G20への加入により、中国は世界経済ガバナンスにおいて責任ある大国になるチャンスを手にした。中国はまたチャンスを利用し、国際法遵守の模範になった。中国は2008、09年にマクロ経済調整を積極的に促進し、世界経済の世界金融危機からの回復を支えた。中国は非常に積極的かつ協力的な手段により世界金融危機に対応し、米国や国際通貨基金(IMF)と共にG20に対して重大な財政刺激計画を全面的に実施するよう求めた。中国は発展途上国のIMF及び世界銀行における投票権を拡大し、国際金融体制の改革を促すよう主張し続けている。中国はG20内部で、「力強く、持続可能な、バランスのとれた成長」を実現するため提案を続けた。中国はさまざまな手段でG20から利益を手にし、G20に多大な貢献を成し遂げている。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年11月17日