習近平国家主席がインドネシアのジョコ大統領と会談

習近平国家主席は16日夜、インドネシアのジョコ大統領とバリ島で会談した。両国首脳は中国インドネシア運命共同体の共同構築について重要な共通認識に至り、来年の中国とインドネシアの包括的な戦略的パートナーシップ構築10周年を契機に、高水準の協力の新たな枠組みを築くことで一致した。新華社が伝えた。

両国首脳はまず、ジャカルタ－バンドン高速鉄道の試運転を中継で見たほか、両国協力の成果を紹介する動画を視聴し、ジャカルタ－バンドン高速鉄道建設の進展状況について報告を受けた。

ジャカルタ－バンドン高速鉄道総合検査車の準備完了報告を中国・インドネシア双方の運転手からそれぞれ受けると、習主席とジョコ大統領は発車の指示を出した。その指示を受けた真新しい総合検査車は、テガルアール駅からゆっくりと出発し、徐々に加速。会場は熱烈な拍手に包まれた。両国首脳はその後、会談に臨んだ。

習主席は「中国はインドネシアと引き続き『一帯一路』（the Belt and Road）イニシアティブとインドネシアの『グローバルな海洋軸（GMA）』構想の連携を深め、ジャカルタ－バンドン高速鉄道の早期完成・運営を推進していきたい。双方は引き続き『地域総合経済回廊』と『2ヶ国、ツインパークス』の建設を推進し、双方間の協力を新たな段階へ押し上げる必要がある。中国は引き続きインドネシアの地域ワクチン生産センターの建設を支持し、ワクチンの共同開発を推進していく。インドネシアの優れた産品の中国進出の増加を歓迎する。中国は引き続き優れた中国系企業に、インドネシアの重要なインフラ整備プロジェクトに参加し、インドネシアの新首都と北カリマンタン工業団地の建設に助力し、デジタル経済、グリーン発展などの協力を拡大するよう促す。中国はインドネシアが来年のASEAN輪番議長国をしっかりと務め、発展と協力に焦点を合わせ、より緊密な中国ASEAN運命共同体を構築することを支持する」とした。

ジョコ大統領は「インドネシアは中国側と『地域総合経済回廊』と『2ヶ国、ツインパークス』など重要プロジェクトをしっかりと建設し、北カリマンタン工業団地を建設することを望んでいる。双方が戦略的協力と実務協力を深め、両国の運命共同体を共同で築くことを希望する。インドネシアとして、ASEANと中国の友好協力関係の発展を積極的に促進していきたい」とした。（編集NA）

「人民網日本語版」2022年11月17日