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japanese.china.org.cn |28. 11. 2022

​世界クラスの生産ラインでJ-20をサポート=香港紙

タグ: 戦闘機 J20 空軍
中国網日本語版  |  2022-11-28

 軍関係者及び国防専門家によると、中国は世界クラスの脈動生産ラインを使い先進的なJ-20「威竜」ステルス機の交付を急いでいる。内部関係者によると、米国はスカイパワーを制する多くのF-22戦闘機とF-35戦闘機をアジア太平洋に配備している。消息筋によると、新型脈動生産ラインと国産エンジンの導入により、J-20の数は米国のF-22「ラプター」と同等、あるいはそれ以上に達している。F-22とF-35を作る米ロッキード・マーティンも脈動生産ラインを使用している。香港紙「南華早報」が伝えた。

 

 1月の報道によると、米国が地域に追加配備するF-35に対応するための集中的な訓練の需要を満たすため、解放軍はJ-20の追加配備を検討している。米国が日韓にF-35を100機超配備した後、J-20の配備が2017年より始まった。中国はJ-20の配備数を公表していない。解放軍空軍報道官の申進科大校は今年9月、中国の第5世代戦闘機であるJ-20はすでに「東西南北中」に配備されていると述べた。中国軍が従来のロシア製AL-31エンジンから国産WS-10Cエンジンに切り替えることを決定すると、成都飛機工業(集団)有限責任公司(以下「同社」)は2020年よりJ-20の量産を開始した。中国のエンジニアはWS-15大推力エンジンを開発中で、J-20とF-22の性能差を縮めようとしている。J-20は解放軍のF-22に対する反応とされている。後者は世界で同タイプの現役機としては最も優れた戦闘機とされている。

 

 米空軍は当初、F-22を750機調達し強いステルス機チームを作る計画だった。しかし生産ラインが2012年に完全に閉鎖されるまで186機しか交付されておらず、現在の戦備状態にあるものでも100機未満だ。J-20の1機あたりのコストは約1億1000万ドルで、F-22の半分に相当する。ロッキード・マーティンは、F-22の代わりに単発で低コストのF-35を開発した。F-35の単価は中国のJ-20に近い。

 

 業界関係者によると、同社とその他の国有航空機開発企業は同技術(脈動生産ライン)を使い軍機を生産している。これは解放軍が近年、軍機の更新ペースを上げている理由だ。ある解放軍空軍を退役した専門家は、「J-20の戦闘力はF-22に匹敵し、さらにはF-35よりも先進的なはずだ。新世紀に設計・開発されたからだ」と述べた。(筆者 Minnie Chan)


「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年11月28日