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japanese.china.org.cn |05. 01. 2023 |
習近平国家主席がフィリピンのマルコス大統領と会談
習近平国家主席は4日午後、国賓として中国を訪問したフィリピンのマルコス大統領と北京の人民大会堂で会談した。新華社が伝えた。
習主席は「中国は常にフィリピンを近隣外交において優先し、戦略的・大局的観点から中比関係を捉えることを堅持している。私はマルコス大統領と経常的に戦略的な意志疎通を保ち、両国関係の今後の発展を全面的に計画し、互いに助け合う良き隣人、親しく付き合う良き親戚、協力・ウィンウィンの良きパートナーとなり、両国民により多くの幸福をもたらし、地域の平和と安定により多くのプラスのエネルギーを与えることを望んでいる」と表明。
「中国とフィリピンは国情や体制が異なるが、発展を追求する道においては目標が似ており、アプローチが通じ合っており、その協力には大きな潜在力がある。双方は両国の政府当局、立法機関、政党の間の交流と相互参考を強化し、発展戦略の連携を深め、各々の現代化の過程において融合し、促進し合い、両国の発展と繁栄により良く助力するべきだ。すでに双方は農業、インフラ整備、エネルギー、人的・文化的分野という4大重点協力分野を確立した。これは中国とフィリピンの包括的な戦略的協力関係を支える骨組みであり、本腰を入れて成長源を培い、新たなハイライトを作る必要がある」と強調した。
また習主席は「中国はフィリピンおよびその他のASEAN諸国と協力・発展に焦点を合わせ、地域協力におけるASEANの中心的地位をしっかりと維持し、「平和、安寧、繁栄、美しい、友好」という5つをテーマとした地域づくりを推進し、この地域が冷戦の暗雲から脱し、陣営対立を免れ、発展と繁栄において優位な場所となり続ける後押しをすることを望んでいる。グローバル発展イニシアティブとグローバル安全保障イニシアティブへのフィリピンの支持を称賛する。フィリピンと共に、相互支持を拡大し、両国及び発展途上国の共通利益を守り、全人類共通の価値観を発揚し、人類運命共同体の構築を後押しし、地域と世界のガバナンスの整備に積極的な貢献を果たしていきたい」とした。
マルコス大統領は「私は習主席と緊密な意思疎通を保ち、包括的に協力を強化し、フィリピンと中国の包括的な戦略的協力関係の新たな章を開き、両国が共に直面する課題や問題の解決でより良く協力し、両国民により良く幸福をもたらし、この地域が改めて世界経済の重要なエンジンとなる後押しをするために新たな貢献を果たすことを期待している」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年1月5日