ウクライナ危機が長引き、世界の平和・発展事業に衝撃を及ぼしている。中国は危機の当事者ではないが傍観しておらず、常に情勢を緩和し危機を解消するため責任ある、建設的な力を発揮している。

　多くの海外観測筋は期せずして同時に、ウクライナ危機の当事者ではない中国の「特殊」な立場に注目している。より「実務的」で「偏見のない」中国の案は、西側の「戦争でロシアを打ち破る以外に選択肢はない」という論調とは異なる新たな道筋を示したと見ている。

　ハンガリーの政治分析専門家は、「世界の大半の地域と国が衝突に加わらず、中立を維持している。安保理常任理事国及び世界の重要な経済体である中国は平和を目標に建設的な案を掲げたが、これは非常に積極的な進展で、世界の大半の地域と国の声を代表している」との見方を示した。

　ブラジルの外交学者のフェリペ・ポルト氏は、「人類運命共同体の理念及びこの理念を具現化するグローバル発展イニシアチブ、グローバル安全保障イニシアチブ、ウクライナ危機の政治的解決の立場文書は、中国の外交の世界に対する重大な貢献だ。これらは世界的な問題を解消する中国の案を提供し、安全は米国や西側諸国のような戦争と覇権を企てることによって実現されるのではなく発展により保障されるべきであり、発展も安全により保障されるべきであることを人々に告げた」と述べた。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2023年2月27日