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japanese.china.org.cn |28. 02. 2023

「対露兵器供与」などのデマ、米国の「戦略的競争」の真の姿を暴く

タグ: 対露兵器供与 デマ
中国網日本語版  |  2023-02-28

 米国の中国に対する中傷と濡れ衣がエスカレートしている。米中央情報局(CIA)のバーンズ長官は現地時間26日、CIAは中国が「ウクライナに侵入したロシア軍に殺傷兵器の供与を検討」していることを「確信している」と述べた。米国側は同日さらに「新型コロナウイルスの発生源」という問題を蒸し返した。米エネルギー省は、「新型コロナウイルスが中国の実験室からアクシデントにより漏洩した可能性が最も高い」ことを示す「新たな証拠」が出たと発表した。米国側は中国の中傷に躍起になっているが、それを支える証拠が欠けている。バーンズ氏でさえ、「中国の最終決定を確認しておらず、ロシアに実際に武器を輸送した証拠も確認していない」と述べた。米紙「ニューヨーク・タイムズ」は米エネルギー省の報告について、消息筋の話によるとこの情報は比較的弱く、エネルギー省の結論は「信憑性が低い」と伝えた。

 中国の複数の専門家は27日に「環球時報」に対して、米国側は証拠がなく、自身でさえ「信憑性が低い」と判断しているにも関わらずフェイクニュースの喧伝を続けているが、これらの濡れ衣は中国に対する世論戦であり極めて悪質だと述べた。外交部の毛寧報道官は27日の会見で、「米国側は衝突における一方への武器輸送をエスカレートさせ、戦いを長引かせ平和を遠のかせている。その一方で中国がロシアに兵器を供与といったフェイクニュースを頻繁に流布し、機会を利用し中国企業を対象に根拠もなく制裁を行っている。これは露骨ないじめ行為とダブルスタンダードであり、極めて偽善的だ」と述べた。

 外交学院国際関係研究所の李海東教授は27日、「環球時報」の取材に対して、「米国はロシアに戦略的な圧力をかけ、ウクライナを駒としロシアを消耗させると同時に、中国を包囲し非主流化させようとする戦略を諦めていない。中国に対する表面的な競争と実質的な対抗の戦略的駆け引きにおいて、米国は新旧の問題を利用し世界が注目し同盟国を追随させやすい問題を流布し、世界のホットな問題を中国のせいと激化させようとしている。これは中国の感染対策の貢献とロシアとウクライナの衝突における建設的な中立の立場を中傷し、中国の内外の発展環境を最大限に破壊するためだ。これは非常に体裁の悪い地政学的操作であり、米国のいわゆる戦略的競争の真の姿を暴いた」と述べた。

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年2月28日